Runway (ランウェイ)で 文章や 画像から 映像を 作る
米国発の

目次
3行でわかるこのAIツール
- 1Runwayは、
米国の Runway AI, Inc.が 提供する 動画生成AIの サービス。 文章や 画像から 短い 映像を 作れる ほか、 画像・音楽・音声の 生成や、 広告動画の 自動作成も まとめて 使える。 - 2主力の
動画モデル 「Gen-4.5」は、 同社に よると 公開時点 (2025年12月)で 第三者の 比較ランキング1位を 獲得。 他社の モデルも 同じ 画面で 選んで 使える。 - 3無料プランは
初回のみ 125クレジットで、 Gen-4.5は 有料プラン向け。 有料は 月額15ドルから。 画面は 英語のみだが、 日本語の 指示文も 受け付ける。
1. 開発元・開発国
開発国は米国で、提供元はRunway AI, Inc.です。共同創業者で最高経営責任者のCristóbal Valenzuela氏が、ニューヨーク大学の大学院(ITP)の修了制作として始めたもので、2018年5月に最初の発表をしています。現在はニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ロンドン、パリ、テルアビブ、東京に拠点を置いています。
同社は「芸術と科学を組み合わせて、世界を再現するAIを作る」ことを掲げ、動画生成のほか、現実の世界をまねて動く「ワールドモデル」の研究にも力を入れています。
2. どのような 人に 向けた サービスか
主な対象は、映像制作者、広告やSNSの動画を作るマーケティング担当者、デザイナーです。撮影や3DCGの専門知識がなくても、文章や1枚の画像から映像の案を作れるため、企画段階でイメージをすばやく形にしたい人に向きます。
API(Runway Dev)も用意されており、自社のサービスに動画生成を組み込みたい開発者も対象です。
3. 具体的に できる こと
文章や画像から映像を作る:主力モデルのGen-4.5では、文章だけ、または文章と画像を組み合わせて、2〜10秒・720pの映像を作れます。同社によると、Gen-4.5は2025年12月の公開時点で、Artificial Analysisの文章から動画を作る比較ランキングで1位でした。
複数のモデルを使い分ける:自社のGen-4.5やAleph 2.0に加え、Kling、Seedance、Nano Banana Proなど他社のモデルも同じ画面で選べます。
画像・音声・音楽の生成:画像生成のGen-4 Imageのほか、有料プランでは音楽、声、効果音の生成も使えます。Proプラン以上では、自分の声をもとにした声の複製も作れます。
作業を任せる機能:指示に沿って制作を進める「Agent」、作業の流れを組み立てる「Workflows」、ブランドに合わせた広告動画を作る「Runway Ads」があります。2026年10月には、OpenAIのDotsからRunwayを呼び出せるようになりました。
4. 対応機器と 公開時期
Webブラウザで使うほか、iPhoneとAndroidのアプリがあります。主力モデルのGen-4.5は2025年12月1日に公開されました。新しい機能は更新履歴で頻繁に追加されています。
画面は英語のみで、日本語の画面は用意されていません。ヘルプセンターでは、英語以外の言語での指示文も受け付けるとしつつ、言語によって結果が変わる場合があると説明しています。日本語の指示文で思いどおりにならないときは、英語でも試すとよいでしょう。利用できるのは13歳以上で、18歳未満は保護者の許可が必要です。
5. 料金と 提供形態
無料プランは、初回のみ125クレジット(期限なし)と5GBの保存容量で、使えるモデルは一部に限られます。Gen-4.5は有料プランから使えます。
有料プランは、Standardが月額15ドル(年払いで月12ドル、毎月625クレジット)、Proが月額35ドル(年払いで月28ドル、毎月2,250クレジット)、Maxが月額95ドル(年払いで月76ドル、毎月9,500クレジット)です。Gen-4.5は1秒あたり12クレジットを使うため、Standardでは月に約52秒分の映像になります。StandardとProの余ったクレジットは翌月に繰り越せず、Maxのみ1か月分を繰り越せます。追加のクレジットは1,000クレジットから購入でき、期限はありません。
チーム・企業向けのプランもあり、料金は問い合わせとなっています。
ビジネスへの影響
- 広告・マーケティングの担当者
- 商品画像から動画広告の候補を作り、試作の回数を増やせる。「Runway Ads」はブランドに合わせた広告を作り、Meta・Google・TikTokへの配信までつなげるとしている。
- 映像制作者・クリエイター
- 絵コンテや試し撮りの代わりに、短い映像でイメージを共有できる。上位プランではHDRやProResなど、編集ソフトに持ち込みやすい形式で書き出せる。
- 開発者
- API(Runway Dev)やMCPを通じて、自社のサービスやAIエージェントから動画・画像生成を呼び出せる。
- 競合との比較
- 同じ分野には、GoogleのVeo、Kling、OpenAIのSoraなどがある。Runwayは自社モデルに加えて他社のモデルも1つの画面で使い分けられる点が特徴。
- 向かないケース
- 1本の映像は2〜10秒(Gen-4.5)と短く、長い動画はつなぎ合わせる手間がかかる。同社も、原因より先に結果が起きる、物が突然消えるといった弱点を認めている。クレジットは繰り越せないプランが多く、たまにしか使わない人には割高になりやすい。



