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【AI検証】ChatGPT無料版とGemini無料版を比較!20問の事実確認テストでわかった違い

ChatGPT無料版とGemini無料版に日本の公的情報に関する同じ20問を質問し、正確性と出典を100点満点で採点。結果はChatGPT 96.0点、Gemini 88.2点。分野別の差と、実験の限界・注意点も解説します。

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文章作成(事実確認)
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両サービスとも無料版で検証
Global AI Trends 編集部 公開
2台のスマートフォンに表示したAIチャットの回答を、チェックリストで確認するイメージ
目次

    「調べものをするなら、ChatGPTとGeminiの無料版はどちらが正確なのか」。この疑問を確かめるため、両方の無料版に、日本の公的情報に関する同じ20問を質問し、回答を100点満点で採点しました。

    結果はChatGPT無料版が96.0点、Gemini無料版が88.2点でした。ただし、これは2026年10月19日に1回だけ行った限定的な実験です。ChatGPTがあらゆる質問や用途で優れている、という意味ではありません。

    この記事の結論

    ChatGPT無料版96.0点
    Gemini無料版88.2点

    得点差 7.8点(100点満点・厳格採点)

    • 今回の20問では、ChatGPT無料版が7.8点上回りました。
    • 差が最も大きかったのは「誤った前提を含む問題」と「出典の裏付け」でした。
    • 日付や数値などの基本的な事実では、どちらも大きな誤りはありませんでした。
    • 使用モデルを確定できず、質問数も限られているため、結果は一般化できません。
    対象
    ChatGPT無料版/Gemini無料版
    質問数
    20問(4分野×5問)
    実験日
    2026年10月19日
    採点者
    Claudeの有料版(比較対象外)

    ChatGPTとGeminiの比較結果

    総合得点のほか、内容の正確さと出典の質を分けて集計しました。出典を除いた内容点では差が3.9点に縮まり、残りの差は出典の質から生じています。

    ChatGPT無料版とGemini無料版の指標別の比較
    指標ChatGPTGemini
    総合得点(厳格採点)96.0点88.2点
    総合得点(緩和採点)※197.0点88.9点
    出典を除いた内容点98.8点94.9点
    出典点の平均(20点満点)17.0点12.3点
    正答率の指標※219/2017/20
    出典の裏付け率※380%40%
    前提の誤りを指摘できた割合5/54/5
    質問別の勝敗※413勝1勝
    • ※1 緩和採点は、Q20(人口密度)で速報値を使った回答も正しいと認めた場合の結果です。
    • ※2 「正確性の採点が満点(40点)だった問題数÷20」です。一般的な意味での正答率とは異なります。
    • ※3 「根拠の採点が15点以上だった問題数÷20」です(ChatGPT 16問、Gemini 8問)。
    • ※4 1問の得点差が5点以上ついた問題の数です。引き分けは6問でした。出典の評価が1段階違うだけで勝敗が付いた問題も多く、参考値です。

    分野別スコアを比較

    • 基本的な事実差 5.0点

      ChatGPT 98.0点、Gemini 93.0点
    • 最新情報差 4.6点

      ChatGPT 96.0点、Gemini 91.4点
    • 複数の情報源が必要な問題差 5.2点

      ChatGPT 94.0点、Gemini 88.8点
    • 誤った前提を含む問題差 16.6点

      ChatGPT 96.0点、Gemini 79.4点
    分野別の平均点(各5問・100点満点・厳格採点)

    最も差が大きかったのは「誤った前提を含む問題」で、16.6点の差がつきました。

    ただし各分野は5問しかなく、この差は主にQ5(憲法)とQ17(労働時間)の2問から生じています。1〜2問の結果で大きく変わる点に注意してください。

    具体的にどのような違いがあったのか

    差が出た代表的な事例を3つ紹介します。評価はいずれも今回の検証の判定に基づきます。

    事例1:憲法の施行日をめぐる質問(Q5)

    質問:「憲法は1946年5月3日に施行された」という誤った前提を含む質問

    正しい情報
    公布日は1946年11月3日、施行日は1947年5月3日
    ChatGPT
    前提の誤りを指摘し、施行日を正しく説明した
    Gemini
    施行日は正しく答えたが、前提を訂正する文で「1946年5月3日は公布日」と誤り、回答内で矛盾が見られた

    報告書ではGeminiの誤りを「軽微(重大とする余地あり)」と判定しています。

    事例2:労働時間の上限をめぐる質問(Q17)

    質問:「1日の上限は10時間」という誤った前提で、超えた場合の罰則を尋ねる質問

    正しい情報
    法定労働時間の原則は1日8時間・週40時間
    ChatGPT
    前提を訂正したうえで、罰則を説明した
    Gemini
    前提を訂正せずに罰則を答えた。罰則を「懲役」と記述(2025年6月1日以降は拘禁刑)

    労使協定(36協定)の締結・届出などにより、法定労働時間を超える時間外労働が認められる場合があります。個別の労働条件は勤務先や労働基準監督署などで確認してください。

    事例3:出典は回答の根拠になっていたか(全20問)

    確認したこと:回答に付いた出典が、回答の主張を実際に裏付けてい���か

    正しい情報
    公的機関の該当ページで主張を確認できる出典を高く評価
    ChatGPT
    公的機関のページへのリンクが多かった
    Gemini
    出典名と実際のリンク先が一致しない例や、民間サイト・Wikipediaが根拠となっていた例があった

    両サービスの出典をすべて検証できたわけではありません。出典の表示方法も異なり、その違いが点数に影響した可能性があります。

    全20問の質問・正解・採点一覧

    報告書に記載された質問の要旨と正解の基準、両サービスの得点(厳格採点)です。報告書に質問文の全文は記載されていないため、要旨で掲載しています。「根拠」の番号は、記事末尾の「参照元・一次情報」に対応します。

    表は横にスクロールできます。

    全20問の質問の要旨、正解の基準、ChatGPTとGeminiの得点、根拠資料
    問質問(要旨)正解の基準ChatGPTGemini根拠
    Q1基本法定労働時間1日8時間・週40時間10090[1][2]
    Q2最新2026年W杯の優勝国スペイン(決勝でアルゼンチンに1-0、延長)9090下記注記
    Q3前提富士山は2番目に高い山、1位は?前提が誤り。最高峰は富士山、2位は北岳3,193m9090[3]
    Q4複数東京〜新大阪の最短時間と指定席料金約2時間21分、14,720円(のぞみ、通常期)9090下記注記
    Q5前提憲法は1946年5月3日に施行されたが、なぜこの日?前提が誤り。施行は1947年5月3日、公布は1946年11月3日10060[4][5]
    Q6最新現在の内閣総理大臣高市早苗氏(第105代)10090[6]
    Q7基本面積が最大・最小の都道府県北海道・香川県9590[7]
    Q8複数2024年訪日客数の2019年比15.6%増(36,869,900人、2019年は31,882,049人)10095[8]
    Q9最新2026年ノーベル平和賞ナヴィ・ピレイ氏10095[9]
    Q10前提パリ五輪で日本は金50個、順位は?前提が誤り。金20・銀12・銅13・計459595下記注記
    Q11基本憲法の施行日1947年5月3日100100[5]
    Q12前提東京タワーは日本一高い、スカイツリーとの差は?前提が誤り。333mと634m、差301m9587[10]
    Q13最新日本銀行の政策金利1.25%程度(2026年9月18日決定)9095[11]
    Q14基本富士山の標高3,776m9590[3]
    Q15基本「山の日」8月11日10095[12]
    Q16複数東京都の最低賃金で週40時間働いた月収時給1,280円(2026年10月1日発効)。換算は前提を明示していれば可10092下記注記
    Q17前提1日の上限は10時間、超えた場合の罰則は?前提が誤り。1日8時間・週40時間。罰則は6か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金10065[1][2]
    Q18複数カロリーベース食料自給率37%、前年度から1ポイント低下100100下記注記
    Q19最新2026年度の最低賃金の全国加重平均1,177円(前年度1,121円)。答申段階10087下記注記
    Q20複数東京都と大阪府の人口密度東京都が高い。確報値が最新(速報値は6,475.7と4,600.2人/km²)80(緩和100)67(緩和82)[13]

    分野は「基本」が基本的な事実、「最新」が最新情報、「複数」が複数の情報を組み合わせる問題、「前提」が誤った前提を含む問題です。Q20の括弧内は、確報値ではなく速報値を使った場合も正解とした緩和採点の点数です。「下記注記」の問題は、根拠資料のリンクを確認できなかったものです。

    どんな人にどちらが向いているのか

    どちらか一方をすべての人におすすめできる結果ではありません。用途ごとに、今回の実験で言える範囲を整理しました。

    日付や数値など基本的な事実を調べる
    今回の実験では両者とも高得点(98.0点と93.0点)で、大きな差はありませんでした。
    最新情報を調べる
    今回の得点はChatGPTがやや高かったものの(96.0点と91.4点)、回答時点や情報の更新時期に注意が必要です。「答申段階」などの区別は自分で確認しましょう。
    質問の前提が正しいか確認したい
    今回の実験ではChatGPTが前提の誤りを正確に指摘する傾向を示しました。ただし主に2問の結果で、再現性は未確認です。
    出典をたどって裏付けを取りたい
    どちらを使う場合も、リンク先を実際に開き、回答の主張を裏付けているかを確認することが重要です。最終確認は公的機関のページで行いましょう。

    今回の検証方法

    検証情報

    検証日
    2026年10月19日
    対象
    ChatGPT無料版、Gemini無料版
    評価担当
    Claudeの有料版(比較対象外・両サービスの競合)
    質問数
    各20問(4分野×5問)
    実施回数
    各質問1回(追加の質問・言い直しなし)
    使用モデル
    確認できず(ChatGPTは画面にモデル名の表示なし。Geminiは「Gemini 自動モード」の表示のみ)
    検索機能
    使用の有無は両サービスとも確認できず
    • 日本の公的情報を中心とした20問を使用
    • 「基本的な事実」「最新情報」「複数の情報源が必要な問題」「誤った前提を含む問題」を各5問用意
    • ChatGPT無料版とGemini無料版に、同一の質問文を新しいチャットで送信(分野名や「誤りがあれば指摘して」といった誘導は入れていない)
    • 10問ずつの2バッチに分けて送信し、追加の質問や言い直しはしていない
    • 回答を匿名のA/Bとして採点し、採点後にサービス名を開示
    • 1問100点満点で採点し、20問の平均点を総合得点とした
    採点方法の詳細
    採点項目と配点(1問100点満点)
    項目配点
    事実の正確性正解基準と一致で40点、一部一致で20〜30点、不一致で0点40点
    根拠の信頼性公的機関の特定ページで裏付け20点、信頼できる報道15点、Wikipedia・民間サイト10点、無関係・確認不能5点20点
    重要情報の網羅性必須要素をどれだけ満たしたか15点
    不確実性への対応前提の誤りの指摘、分からない点の明記15点
    誤情報の重大性重大な誤りなし10点、軽微5点、重大0点10点
    • Q10(パリ五輪のメダル)は、「国別の順位」と「日本の歴代大会での順位」の2通りに読める質問になっていました。質問設計の不備のため、どちらの答えも減点していません。
    • Q20(人口密度)は、確報値を最新とみなす「厳格採点」と、速報値でも明示していれば可とする「緩和採点」の両方で集計しました。ChatGPTは80点(緩和100点)、Geminiは67点(緩和82点)です。緩和採点でも順位は変わりません。
    • 出典の名前だけでは加点していません。結論が正しく出典がない場合は、正確性を満点、根拠を10点としました。

    この実験の限界と注意点

    今回の結果を読むうえで欠かせない制約です。点数とあわせて確認してください。

    1. 1

      正解基準を事前に固定できなかった

      正解基準は回答を見る前に固定する予定でしたが、実際には回答Aを確認したあとに、公式資料や報道で独立に確定しました。

    2. 2

      使用モデルを確定できなかった

      ChatGPTの画面にはモデル名の表示がなく、Geminiは「Gemini 自動モード」とだけ表示されていました。実際に回答を生成したモデルは、両サービスとも確認できていません。

    3. 3

      検索機能の使用有無が不明

      回答時に検索機能が使われたかどうかは、両サービスとも画面から確認できませんでした。

    4. 4

      質問数・試行回数が少ない

      20問を各1回だけ実施しました。同じ質問を繰り返したときのばらつきは測っておらず、差の大半はQ5・Q17・Q20の3問と出典の書き方から生じています。

    5. 5

      分野が日本の公的情報に偏っている

      他の分野や英語、専門的な領域では、同じ結果になるとは限りません。

    6. 6

      出典の確認と採点者に制約がある

      一部の出典(ChatGPTのFIFA・国土地理院、Geminiの一部)は本文まで確認できていません。また、採点者のClaudeは有料版で、比較対象の2サービスの競合にあたります。採点基準は文書化しましたが、利害関係は残ります。

    7. 7

      ChatGPTの回答冒頭の前置き

      ChatGPTの回答冒頭には、質問文の誤りに触れる趣旨の前置きがありました(Geminiにはなし)。質問文は同一ですが、この前置きが「誤った前提を含む問題」の結果に影響した可能性があります。

    8. 8

      無料版の仕様が変わっている可能性

      両サービスとも、検証の直前(10月7〜9日)に無料版のモデルや利用方式が変更されたと発表・報道されています。検証中や今後も変わる可能性があり、同じ結果が続くとは限りません。

    まとめ

    2026年10月19日の20問の実験では、ChatGPT無料版が96.0点、Gemini無料版が88.2点となりました。特に誤った前提を含む質問と出典の裏付けで差が見られました。

    ただし、使用モデルを確定できず、質問数も限られています。今回の結果だけで、どちらが常に優れているとは言えません。

    どちらを使う場合も、AIが提示した出典の本文を確認することが重要です。

    参照元・一次情報

    正解の確認に使った公的機関・公式サイトの資料です。いずれもリンク先を開き、資料名と内容が一致することを確認しています。

    1. [1]
    2. [2]
    3. [3]
      国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」(新しいタブで開きます)対応する問題:Q3、Q14報告書記載の国土交通省・静岡県の資料に代えて、同じ数値を公表している国土地理院の一覧を掲載
    4. [4]
    5. [5]
    6. [6]
    7. [7]
      国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(新しいタブで開きます)対応する問題:Q7報告書記載の北海道庁・総務省統計局の資料に代えて、都道府県の面積を公表している国土地理院の資料を掲載
    8. [8]
    9. [9]
      ノーベル財団(NobelPrize.org)「Nobel Peace Prize 2026」(新しいタブで開きます)対応する問題:Q9報告書では国連の資料で確認。授与機関の公式ページを掲載
    10. [10]
    11. [11]
    12. [12]
    13. [13]

    リンクを確認できなかった資料

    以下は報告書で根拠として挙げられていますが、該当ページのリンクを確認できなかったため、リンクを掲載していません。

    • FIFA 大会結果ページQ2報告書の時点でも中身を取得できず、複数の報道(NBC、ABCなど)で優勝国を確認しています。
    • JR東海の公式資料Q4報告書でも公式資料は未確認で、報道・民間サイトで確認しています。
    • JOC「パリ2024 メダル・入賞者一覧」Q10JOCの大会ページは確認できましたが、メダル数が掲載されたページのURLを特定できませんでした。
    • 東京労働局「東京都最低賃金を1,280円に引上げます」Q16確認時点で東京労働局のトップページは旧額(1,226円)の表示で、該当ページを特定できませんでした。
    • 農林水産省「令和7年度食料自給率を公表します」Q18該当する公表ページのURLを特定できませんでした(食料自給率の解説ページは令和6年度の表示)。
    • 厚生労働省 令和8年度地域別最低賃金の答申Q19該当する報道発表のURLを特定できませんでした(最低賃金の全国一覧ページは令和7年度の表示)。
    • 大阪府「令和7年国勢調査 人口及び世帯数(確定値)」Q20該当ページのURLを特定できませんでした。

    再検証予定

    次回の再検証予定日:2027年1月19日

    • 再検証は自動では行われません。実施した場合は、結果と日付をこの記事に追記します。
    • ChatGPTまたはGeminiの無料版の仕様変更が確認された場合は、予定日を待たずに再検証を検討します。

    訂正・修正履歴

    更新履歴

    1. 2026年10月20日初回公開
    2. 2026年10月20日タイトルを検証記事の表記に統一。検証情報、全20問の質問・正解・採点一覧、参照元・一次情報、再検証予定、訂正・修正履歴の欄を追加。事例3の見出しを他の事例と同じ形式に調整(検証結果・採点は変更なし)

    訂正履歴

    現在、掲載内容に関する訂正履歴はありません。

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