【世界の最新AIトレンド】Wispr Flow(ウィスパー・フロー)で音声を文章に
サンフランシスコ発のWispr Flowは、話した声を整った文章に直して、使っているアプリにそのまま入力できる音声入力アプリです。Mac、Windows、iPhone、Androidで使え、100以上の言語に対応します。
- カテゴリ
- 業務自動化(音声入力・文章作成)
- 料金
- Freemium(無料枠あり)。有料プランは月額12ドルとの記載。最新の料金は公式サイト参照)

目次
3行でわかるこのAIツール
- 1Wispr Flowは、米国のWispr AI(ウィスパー・エーアイ)が開発した音声入力アプリで、話した内容を、言い直しや不要な言葉を整えた文章にして、使用中のあらゆるアプリに入力できる。
- 2Mac、Windows、iPhone、Androidに対応し、100以上の言語と、複数の言語が混ざった話し方にも対応する。会議の音声を文字にして要点をまとめる「Notetaker(ノートテイカー)」もMac向けに提供されている。
- 3無料枠があり、多く使う場合は有料プランになる。オフラインでは使えず、利用者からはプライバシーへの懸念が挙がっている。
1. 開発元・開発国
開発国は米国で、開発元はカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くWispr AIです。2021年に、スタンフォード大学出身のTanay Kothari氏(最高経営責任者)とSahaj Garg氏(最高技術責任者)が創業しました。声を出さずに機器を操作するウェアラブル機器の開発から、現在の音声入力アプリへ軸足を移したと紹介されており、最初の製品は2024年9月に公開されています。
2. どのような人に向けたサービスか
主な対象は、メール、チャット、文書などを毎日大量に書く人です。利用者のレビューでは、コーディングやAIへの指示文の入力に使う開発者や起業家からも、反応の速さと、きれいに整った文章が評価されています。英語の用語を混ぜた話し方でも、英語のまま入力できるため、複数の言語を使い分ける人にも向きます。会議が多い人には、Notetakerが対象になります。
3. 具体的にできること
声から文章への変換:Macでは、fnキーを押し続けて話すと、離したときに文章が入力されます。自動の整え:言い直しや不要な言葉を取り除き、話し言葉を読みやすい文章に直します。口調に合わせた書き方や、アプリに応じた書式にも整えます。書き方の学習:使うほどに、利用者の書き方に近い文章になると紹介されています。多言語の入力:100以上の言語に対応し、複数の言語が混ざった話し方も入力できます(日本語への対応は公式サイトでの確認が必要)。会議の記録(Notetaker):「話者1」「話者2」ではなく実名で文字起こしし、決定事項や次にやることを中心に要約します(Mac向け)。
4. 対応機器と公開時期
Windows版は2025年3月、iPhone版は2025年6月、Android版は2026年2月、Notetakerは2026年8月に公開されました。
5. 料金と提供形態
無料枠は限られており、多く使う場合は月額12ドルの有料プランになると紹介されています。第三者の企業紹介ページによると、チーム向けには共有辞書や管理機能、企業向けにはSOC 2 Type IIの認証やHIPAA(米国の医療情報保護の規則)への対応が用意されています。
ビジネスへの影響
- 文章作成・事務の現場
- キーボード入力の時間を減らせる。同社は公開時に、入力が3倍速いとうたっており、利用者のレビューでも、速さと正確さ、アプリをまたいで使える点が評価されている。
- 開発・AI活用の現場
- AIへの指示文や、コードに関する文章を、話して入力できる。
- 競合との比較
- 同じ分野には、Aqua Voice、superwhisper、Willow Voice、Typeless、TalkTasticなどがある。利用者の比較では、アプリをまたいで使え、考えの流れを保ったまま入力できる点が評価されている。端末内だけで処理したい場合は、superwhisperのように端末内で動く選択肢が挙げられている。
- 向かないケース
- 音声を外部に送れない機密性の高い業務では、オフラインで使えない点が課題になる。レビューでは、処理が重い、設定が難しい、スマートフォンやWindowsで安定しにくいとの声もある。

