作りたいアプリを文章で伝えるだけで、画面からデータの保存、ログインの仕組みまでAIがまとめて作る海外のサービスを紹介します。無料でどこまで作れるか、月々の料金、日本語での使いやすさを分かりやすく解説します。

目次
3行でわかるこのAIツール
- 1Lovableは、作りたいアプリを文章で伝えると、画面・データの保存・ログインの仕組みまでをまとめて作るスウェーデン発のAIサービスです。
- 2無料プランは1日5クレジット(月30まで)で、作ったアプリを lovable.app のアドレスで公開できます。有料のProは月25ドル(100クレジット)からです(2026年11月4日確認)。
- 3公式ドキュメントによると、操作画面は設定で日本語に切り替えられます(一部は未翻訳)。作ったコードは自分のものとされ、GitHubなどに同期できます。
開発元・開発国
この記事は、公式サイトと公式ドキュメントの情報をもとにまとめています。確認日は2026年11月4日です。
Lovable(ラバブル)は、スウェーデンのストックホルムに本社を置くLovableが提供するサービスです。公式のよくある質問によると、Anton Osika氏とFabian Hedin氏が2023年に立ち上げ、最初は「GPT Engineer」という名前でした。
どのような 人に 向けた サービスか
公式ドキュメントは、Lovableを「自然な言葉でWebアプリを作り、改良し、公開するためのAI開発プラットフォーム」と紹介しています。次のような人が対象と考えられます。
- プログラミングはできないが、業務で使う小さなアプリを自分で作りたい人
- 新しいサービスのアイデアを、動く見本にして早く確かめたい人
- 試作はAIに任せ、その後の開発はエンジニアが引き継ぎたいチーム
具体的に 何が できる?
公式ドキュメントによると、作りたいアプリを説明すると、画面(フロントエンド)、裏側の処理(バックエンド)、データベース、ログインの仕組み、外部サービスとの連携までをまとめて作り、それらはすべてコードとして作られます(Lovable上でコードを直接編集できるのは有料プランから)。
- 1作りたいものを伝えるチャットで「予約を受け付けるページを作って」のように文章で頼みます
- 2AIがアプリを作る画面・データの保存・ログインなどをまとめて用意します
- 3会話で直す「ボタンを灰色に」のように頼んで、少しずつ手直しします
- 4公開する作ったアプリを公開用のアドレスで見られるようにします
- Git同期:作ったコードをGitHub、GitLab、Bitbucketと同期できます。同期はどのプランでも使えます。
- コードの持ち主:公式のよくある質問は、作ったプロジェクトとコードの持ち主は利用者だと説明しています。有料プランでは、コード一式をzipでダウンロードできます。
- ブラウザ以外でも使える:公式ドキュメントは、デスクトップアプリ、スマートフォンアプリ、Slack、Telegram、ChatGPT からも使えると紹介しています。
日本語で 使える?
日本の読者が気になる点なので、先に結論を書きます。公式ドキュメントの「アカウント設定」のページによると、設定の「Language」で画面の言語を選べ、日本語に対応しています。
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、イタリア語、ヒンディー語、インドネシア語、韓国語、タイ語にも対応しています。ただし、まだすべての部分が翻訳されているわけではないとされています。選んだ言語はアカウントに保存され、ほかの機器でログインしたときにも反映されます。
チャットで日本語の指示が通るかどうかは、確認した公式ページには書かれていませんでした。
無料で どこまで 使える?
Lovableの料金は「クレジット」という単位で決まります。アプリを作る指示のほか、チャットでの相談、アプリを動かすCloud、アプリ内のAI機能にも同じクレジットの残高を使い、使う量は指示の内容によって変わります。公式の料金ページには、次のような例が載っています。
無料プランの主な中身は次のとおりです。
- 毎日のクレジットは日本時間の朝9時(協定世界時0時)に配られ、その日のうちに使わないと消えます。月30に達すると、その月の残りは毎日の分が配られません。
- 作業用とは別に、チャットで相談するための毎日の利用枠や、アプリを動かすための毎月の利用枠(Cloud 20クレジット、AI機能 4クレジットなど)も付いています。
- 作ったアプリは lovable.app のアドレスで公開できます。コードの編集・ダウンロード、独自ドメイン、メンバーの役割分けは使えません。
対応機器と 公開時期
ブラウザのほか、デスクトップアプリとスマートフォンアプリも用意されていると公式ドキュメントに書かれています。対応するOSの細かな条件は、確認した公式ページには書かれていませんでした。サービスの公開時期は確認できませんでしたが、会社は2023年に「GPT Engineer」として始まったと公式のよくある質問に書かれています。
料金と 提供形態
有料プランは、毎月もらうクレジットの量で料金が変わります。下の表は、いちばん少ない100クレジットの場合です(米ドル)。
| プラン | 月払い | 年払い |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | — |
| Pro | 25ドル | 250ドル |
| Business | 50ドル | 500ドル |
| Enterprise | 個別見積もり | 個別見積もり |
向いている人
個人・小さなチーム
会社でまとめて使うチーム
100クレジットの月額
25ドル
50ドル
主な追加機能
コードの編集とダウンロード、独自ドメイン、メールでのサポート
シングルサインオン、役割ごとのアクセス管理、セキュリティの管理画面、優先サポート
- Pro:クレジットは100から10,000まで選べます。毎日5クレジットも付き、月の上限はありません。余ったクレジットは翌月に繰り越せ、月払いでは配られてから2か月で消えます。
- Business:クレジットの量と付く枠はProと同じで、会社で使うための管理機能が加わります。
- 学生・教員の割引:公式のよくある質問によると、学校のメールアドレスで確認すると、Proが最大12か月50%引きになります(月払い・1人1回)。
- 足りなくなったときは、ProとBusinessでクレジットを追加で買えます(購入から12か月有効)。
日本円での料金は確認できませんでした。料金や上限は変わることがあるので、有料に切り替える前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
ビジネスへの影響
- 個人・小さな事業者
- 予約フォームや顧客リストのような小さな業務アプリを、エンジニアに頼まずに試作できます。まず無料プランで、アイデアが形になるかを確かめられます。
- 企業の新規事業担当
- 企画段階の試作品(動く見本)を短い期間で用意し、社内やお客さまに見せて反応を確かめる使い方に向きます。
- 開発チーム
- 作ったコードをGitHubなどに同期できるため、試作をLovableで作り、その後はエンジニアが通常の開発で引き継ぐ流れを組めます。
- 競合との比較
- 画面の見た目だけでなく、データの保存やログインまで1つのサービスで用意できる点が特徴です。一方、操作のたびにクレジットを使うため、修正を何度も重ねると費用が読みにくくなります。
- 注意点
- 作業の内容によってクレジットの消費量が変わるため、毎月の費用を一定にしたい場合は使い方の管理が必要です。無料プランではコードの編集やダウンロード、独自ドメインが使えません。


