今週は、ChatGPTで動く画像(GIF)が作れる「ChatGPT Images 2.6」、Claudeの企業向け売り場に25以上の提携製品が並んだこと、銀行口座をつないでお金の使い道を聞ける「Personal Finance」の3つの発表がありました。

目次
3行でわかるこのAIニュース
- 1OpenAIは2026年11月4日、ChatGPTで動く画像(GIF)を作ったり、自分やペットの参照画像を保存して使い回したりできる「ChatGPT Images 2.6」を発表した。
- 2Anthropicは11月4日、企業向けの売り場「Claude Marketplace」に、セキュリティや業務効率化などの提携製品が25以上そろったと発表した。
- 3Anthropicは11月5日、銀行口座をつないでお金の使い道をClaudeに聞ける「Personal Finance」を、米国のPro・Max・Ultraの利用者向けに試験提供すると発表した。
今週の 主な 発表
今週は、AIが「画像を動かす」「ほかの会社の製品とつながる」「家計の相談に乗る」と、使い道を広げる発表が続きました。3つの発表を表にまとめます。
| 日付 | 会社 | 発表の内容 |
|---|---|---|
| 11月4日 | OpenAI | ChatGPTでGIFが作れる「Images 2.6」 |
| 11月4日 | Anthropic | 企業向けの売り場に提携製品が25以上 |
| 11月5日 | Anthropic | 口座をつなぐ家計の機能を試験提供 |
1. ChatGPTで動く画像(GIF)が作れるように
OpenAIは11月4日、ChatGPTの画像作成機能の新版「ChatGPT Images 2.6」を発表しました。文章や手持ちの画像から、動く画像(GIF)を作れるようになります。作ったあとに、動きの速さを変えたり、1コマずつ直したりもできます。
もう1つの新機能は「参照画像」です。自分やペット、キャラクターの画像を保存しておけば、毎回アップロードし直さなくても、同じ見た目の画像を作り続けられます。同社によると、画像に印を付けて直す場所を指示する機能や、拡大しても粗くならない形式(SVG)での書き出しも加わります。
- 1文章か画像を渡す作りたい動きを文章で書くか、元になる画像を渡す
- 2GIFを作るChatGPTが動く画像を作る
- 3速さとコマを直す動きの速さを変えたり、1コマずつ編集したりする
- 4繰り返し再生で共有できたGIFをループ再生で共有する
開発者向けには、2つの新しい画像モデルがAPIに加わります。速さ重視の「GPT-Image-2.6 Flare」は、最短6秒ほどで画像を作れるとしています。品質重視の「GPT-Image-2.6 Sunburst」は、何度も直したときに見た目がぶれにくいのが特長です。同社は、画像の生成が50%速くなったとしています。
| 項目 | GPT-Image-2.6 Flare | GPT-Image-2.6 Sunburst |
|---|---|---|
| 向いている使い方 | 速さ重視の普段使い | 品質と編集の一貫性 |
| 画像出力の料金(100万トークン) | 30ドル | 30ドル |
作った画像には、AIで作られたことを示す情報(C2PA)と、Google DeepMindの見えない透かし(SynthID)が入ります。ChatGPTのどの料金プランでGIFや参照画像を使えるかは、確認できたページには書かれていませんでした。
2. Claudeの企業向け売り場に提携製品が25以上
Anthropicは11月4日、企業向けの売り場「Claude Marketplace」に、提携先のAIエージェントや製品が25以上そろったと発表しました。今回の発表では、4つの分野で新しい製品を紹介しています。
| 分野 | 主な提携先 |
|---|---|
| セキュリティ | Chainguard、Checkmarx、Cyera、Rubrik、Tanium |
| 開発の基盤 | Datadog、Netlify |
| マーケティング・制作 | AirOps、Runway、Webflow |
| 業務効率化 | Asana、Glean、monday、Zoom |
特徴は支払いの仕組みです。Anthropicと利用額の約束をしている対象の企業は、その約束額の一部を、提携先の製品の購入に充てられます。1つの約束額で、Claudeと提携先の製品の両方をまかなえるようになります。購入の申し込みは、各製品のページから出せます。
3. Claudeに口座をつなぐ家計の機能「Personal Finance」
Anthropicは11月5日、銀行口座やクレジットカードをつないで、お金について質問できる「Personal Finance」を発表しました。「今月お金はどこに消えた?」と聞くと、食費などの分野ごとの使い道を示したり、二重の請求のような気になる点を知らせたりします。
口座は、銀行との接続サービス「Plaid(プレイド)」を通してつなぎます。Claudeが銀行のパスワードを見ることはなく、できるのは読み取りだけです。お金を動かしたり、投資をしたりすることはできず、投資の助言をするための機能でもないとしています。
試験提供は米国だけで、つなげるのも米国の銀行に限られます。無料プランや、企業向けのTeam・Enterpriseプランでは使えません。同社は、この機能の画面での会話は、AIの学習に使わないとしています。
今週の 見どころ
3つの発表に共通するのは、AIが「答える道具」から、ほかのサービスやデータとつながって仕事や生活に入り込む道具へ広がっている点です。OpenAIは画像を動かす方向へ、Anthropicは企業の購買と個人の家計の両方へ、使われる場面を増やそうとしています。
ビジネスへの影響
- デザイナー・SNS担当者
- ChatGPTの中でGIFを作り、速さやコマを調整できる。保存した参照画像を使えば、同じ人物やキャラクターの画像を作り続けやすくなる。
- 開発者
- 画像生成のAPIに、速さ重視の「GPT-Image-2.6 Flare」と品質重視の「GPT-Image-2.6 Sunburst」が加わる。料金は画像出力100万トークンあたり30ドル。
- 企業のIT・購買担当者
- Anthropicと利用額の約束をしている対象企業は、その一部をDatadogやAsanaなど提携先の製品の購入に充てられる。
- 個人の利用者
- Personal Financeは読み取り専用で、お金を動かすことはできない。提供は米国の銀行に限られ、日本からは使えない。


